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外川 織彦
Journal of Nuclear Science and Technology, 33(10), p.792 - 803, 1996/10
被引用回数:3 パーセンタイル:32.75(Nuclear Science & Technology)再処理施設から海洋へ放出される放射性核種による日本の集団線量を評価する計算コードシステムDSOCEANを開発した。このシステムは、日本近海を分割した海水ボックス間における放射性核種の移行を表現するボックスモデルを用いている。本システムは、ボックス間における核種交換率、各ボックスにおける核種濃度、及び様々な被曝経路からの集団線量をそれぞれ推定する連結した3つの主たる計算コードから構成されている。DSOCEANを用いて、液体放出物による集団線量を推定する2種類の計算を実施した。1つは仮想的な再処理施設からの核種の平常放出である。他方は本コードシステムを表面海水上への液体放射性廃棄物の投棄に適用したものである。計算の結果から、重要な放射性核種と被曝経路が同定された。また、ここで用いているモデルとパラメータの適用限界、及び、今後の研究課題も摘出された。
飯嶋 敏哲; 白石 忠男
JAERI-M 8481, 163 Pages, 1979/10
原子力委員会は、軽水型発電炉起因の環境中被爆線量を「実用可能な限り低く(ALAP)」を保つことを目標に、昭和50年から52年にかけて3つの指針を定めた。われわれはこれらの指針の策定を様に、指針の示すモデルに従って被爆線量を総合的に評価する計算コードANDSEを開発した。本報告ではANDOSEが用いている放出源、放射性物質の環境中移行、線量計算に関するモデル、ANDOSEの構成、機能、使用方法を記述する。